お盆に怪談

お盆らしいことはいっさいしないんっすけども、
お盆て風習というか慣習というか心持ちってのは
好きだったりするかな、好き嫌いじゃないけどね。
ウチのご先祖さま、つーかオヤジなんっすけど、
茄子の牛に乗ってのらりくらり帰ってきてから、
胡瓜の馬でとっとと戻ってんだろーなぁ?って
くらいのヤツだったからなぁ、ははは逆だろ(笑。


そんな今年のお盆は、いやぁ老いを感じたなぁ。
土曜の深夜から朝方までNHKで延々やってた
”日本怪談百物語”ってのを楽しみにしてまして、
観てたんっすけどね、半分にも満たない46話で
”寝落ち”したテイタラクさ、あぁ睡魔に負けたぁ。
徹夜も出来なくなったのは、老いた証だわなぁ。
いや、怪談を聴いても怖くもなんともなくなって、
むしろ語りの話芸に感銘を受けてるその時点で
もう若くはないってことだな。魑魅魍魎やら妖怪が
跋扈する怪談噺より、実際の人様らのほーが、
そら恐ろしいってのを知ってしまったのも老いた
ってことなんだろなぁ、、人様は怖いっすよぉ〜。
なんつったて、実害が及ぶかんねぇ(m ̄_ ̄)m
いやん、テメェも周囲に実害及ぼしてんだろなぁ。
何がホントに恐ろしいかソレが判ったら大人だな。


最後まで観たかったなぁ”日本怪談百物語”は。
NHKオンデマンドで観られるらしいけど、、ねぇ。
いや、怪談を語ってた演者さんもとっても上手く、
どなたも知ってる古典の短編怪談を立ち代りで、
淡々と立て続けに演ってるのがサラっと良かた。
怪談そのものは怖くなかったんすけどもね、、
何が怖かったかって、蟹江敬三の演じる形相!
語りの声やら、抑揚の演技も迫力あったけども、
形相がとっても怖かったっすのよぉ!絶妙だぁ。
あぁ、最後まで観たかった、、不覚の寝落ちだ。
笑い噺と怪談には、その演者の力量ってのが
如実に出てくるわなぁ、、器量とか判るなぁ。


今年の夏は天候不順で猛暑でもなかったので
身体は楽だったかなぁ、災害は多かったけど。
温暖化の相関かどーか、時節の気候が変だね。
日本の夏!ってお盆には、もう戻らないかもなぁ。